ご あ い さ つ

香川県就労支援事業者機構会長
渡 邊 智 樹

    

近年犯罪の件数は減少傾向にあるものの、その中に占める再犯の割合は年々増加しております。安全で安心な社会をつくっていくためには再犯の防止が重要な課題となっており、そのためには犯罪や非行をした人たちが仕事に就き経済的に自立した生活を送れるよう支援していくことが必要です。

当機構は平成22年3月に設立されて以来、協力雇用主の拡充と刑務所出所者等の支援対象者の就労支援に積極的に取り組んできました。そして平成31年度から法務省より「更生保護就労支援事業」を受託して業務体制を強化、令和2年度からは「就職活動支援」に加えて「職場定着支援」を実施しております。令和3年度の実績は協力雇用主(三種会員)によって雇用された支援対象者78名、協力雇用主は26社増加して232社となりました。 

今後も、支援対象者の就労支援に積極的に取り組むことにより再犯の防止を図り、香川県が安全で安心して暮らせる社会になるよう貢献していきたいと考えております。                          

皆様方の一層のご理解と変わらぬご支援をお願い申し上げます。

  令和4年10月   

           特定非営利活動法人 香川県就労支援事業者機構   会 長  渡 邊 智 樹                                                                     

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会長ごあいさつ

    会長 渡邊 智樹

協 力 事 業 主 の 声
-信頼こそ支援の秘訣-

     協 力 雇 用 主
平井料理システム社長 平井 利彦 氏

5年間に16名の刑務所出所者や少年院退院者を雇用しました。
初めての雇用は、正直言って不安でしたね。実際、うまくいかないこともあったし、そうかと思うと、将来は幹部に取り立てたい素晴らしい者もいました。そんなこんなで、今では,雇用する以上は罪を償い終えた連中なんですから、まずは信頼して人間関係を築いてゆくことが大事と確信しています。
これからも許す限り支援をしてゆくつもりです。